退職前に次の職場を決めよう

転職したい、と考えた場合にまず注意したいのが、すぐに仕事を辞めるのは得策ではないということです。看護師に限らず、仕事を辞めてから就職活動をするとなると、収入のない期間ができてしまいます。
仕事をしながら就職活動なんて、と思うかもしれませんが、できることなら収入のない期間を作らない方がベターです。というのも、看護師の職場である医療現場は日々技術が進化しており、一度職場を離れた看護師が復職に踏み切れない原因のひとつとしてブランクによる技術面での不安が挙げられているのです。
仕事を辞めてすぐに次の仕事が決まるのであれば問題ないのですが、就職活動が長期化してしまうリスクも考えるとやはり仕事は続けながら次の仕事を探す方がよいと考えられます。また、収入がない期間が長く続くことによって、就職活動にも焦りが生じてしまい、結局自分の望むような条件ではない職場に再就職してしまうという可能性も少なくありません。余裕をもって転職活動を行うためにも、できる限り次の職場を決めてから退職した方がよいでしょう。
しかし、簡単に退職といっても様々な手続きがあり、新しい職場での勤務開始日までにこれまでの職場を退職できないといったトラブルは避けなくてはいけません。そうした手続きについて教えてくれる人もなかなかいない中で、活動を続けるのに不安もあるかもしれません。
そんな時には転職サイトなどのサポートサービスを利用するのもひとつの方法です。転職サポートサービスではあなたの希望する業務内容、報酬などの条件の相談に加え、直接自分では確認しにくい休日の情報や職場の人間関係などについても相談に乗ってくれます。こうしたサイトへの登録は無料なことが多いので、上手に活用しましょう。
自分でハローワークに出かけて、仕事を探してというのは時間も手間もかかり、現在の仕事と並行して行うのは大変かもしれませんが、求人サイトに登録するだけであればほんの数分、自宅のパソコンで入力するだけで済みます。
また、誰かに話を聞いてもらうことで自分の希望がより明確にはっきりとすることもあるので、まずはこうしたサイトにいくつか登録してみるのもひとつの方法です。求人情報を実際に見ることで、より具体的に転職を検討するきっかけにもなります。実際にできることから行動することで、状況が変化し、見えてくることもあるので、まずは一歩動き出してみましょう。